松本人志氏が提訴 ― 2024年01月23日 21:53
もしかしたら、提訴しないかも知れないと思っていたが、やはり、提訴に踏み切った。メディアもネットでも、かなりの見解が表明されている。私は、問題になっているような行為があったのかどうかは、あまり興味がないが、裁判の先行きと、文春が狙っていることについては、強い関心をもっている。
今回の提訴について、あまり触れられていないが、相手を文春だけではなく、他1名となっていることに驚いた。公式見解や大手メディアも報じていないので、誰なのかはわからないが、常識的に考えれば、A子さんだろう。まさか、わざわざ週刊文春の編集長とか、文藝春秋社の社長などをわけて提訴するはずもないから、消去法で考えれば、不同意だったことを訴えているA子さんということなのだろう。違ったら以下の話はまちがいになるが、これは、私には松本氏にとって、悪手であるように思われる。
松本側からすれば、A子さんが、証人として登場しないほうがいいはずである。そうすれば、文春側としては、もっとも強力な証言者がいなくなってしまうことになる。この裁判では、物的証拠などはほとんどないのだから、証人の証言によって、裁判官が判断することになる。とすれば、文春側の証人を少なくし、自分に協力してくれる証人を多数だすことが、松本氏にとっては大切だ。しかし、A子さんを被告にしてしまえば、当然自身が証言にたつことになり、かつ敵対的な関係が固定するから、明確に不同意であったことを証言するはずである。そうしないと自分を守れないことになる。文春との面談も弁護士同席だったそうだし、裁判になれば証言にでると発言しているというので、あえて松本氏として、A子さんを被告にしたのかも知れないが、文春のもつ武器を強力にしてしまったと思うのである。A子さんが、自分の体験を明確に述べれば、松本氏が、いくら自分に有利な証言をしてくれる人をだしても、それは無意味である。文春報道でも、不同意の行為をされたといっているのはA子さんだけなのだから、その証言が明確であれば、松本氏の提訴内容は崩れてしまうのである。
ということで、本件は、細部は別として、大筋において文春が勝訴することは、間違いないと思う。
さて、前にも書いたが、文春は、特別に松本人志氏を追放することを狙って記事を書いているのではないと思われる。松本氏に圧倒的に不利な内容は第一弾のみで、それも松本氏が刑事責任を問われるような内容にはなっていない。文春としてはそういう材料をもっているのにだしていないという可能性もある。だから、初動のミスがなければ、もっと松本氏にとって不利でないような状況を作り出すことはできたかも知れないのである。
第二弾、第三弾となるにしたがって、本当の相手は吉本であり、テレビ局であることが感じられる。そして、その意図は、ふたつのことを改めさせることにあるのではないか。
第一は、吉本などの芸人が、テレビ番組の中枢のひとつになったことによって、テレビのレベルが落ちてきたことの批判である。松本ファンのひとたちは、ダウンタウンがでなくなったら、テレビが面白くなくなると、さかんに書いている。そういうひとたちがいることは、もちろん事実だろう。しかし、逆に、ダウンタウンに代表されるような芸人が、テレビで闊歩するようになって、テレビがつまらなくなった、みなくなったというひとたちも、たくさんいるのである。私もそうだ。
現在のテレビ全体のなかでも、安定的に高い視聴率を維持している番組に、羽鳥のモーニングショーがある。朝の時間帯でトップであるだけではなく、全番組のなかでも、上位なのだそうだ。私も、食事中ということもあり、ほぼみているのだが、この番組が人気がある理由ははっきりしていると思う。それは、他のワイドショーなどが、極めて薄っぺらな掘りさげ、出演者の発言に終始しているからだ。とくに、高い知性をもっているとも思えないようなタレントがでて、当たり障りのない発言をしているのが、ほとんどのワイドショーだろう。しかし、モーニングショーは、とりあげる話題に関して、非常にしっかりした専門家が解説者としてでてきて、常連の出演者とかなり自由で活発なやりとりをする。常連のひとたちも、芸人などはおらず、しっかりした意見をもっているひとたちであり、さらに、違う見解をもっているので、議論になることも頻繁にある。つまり、放送法に規定されている、異なる意見のある話題に関しては、できるだけ多様な意見の持ち主を登場させる、ということに忠実なのである。中立なんてありえないではないか、などという人もいるが、大事なのは、こうした多様な見解を登場させて、自由に議論させることなのだ。私にとって、いつもではないが、なるほどと思うことがしばしばある。
そういう番組が視聴率が高いということは、お笑いなどはみたくない、みたいのはこうしたためになる番組だと考えているひとたちが多数いるということだ。
松本氏のような芸人に私物化されているような状況を打破することによって、よりまともなメディアとしてのテレビにしたいと、文春はひとつ提起しているのではないか。
そして、それを強力に勧めるために、私物化=権力的となり、「権力は腐敗する」を象徴するような、「上納システム」などを例に出すことで、上記のような番組をつくっている中心のひとたちを崩すことが意図することなのではないかと思うのである。
そういう意味において、文春の提起は大事だといえる。
ホリエモンがさかんにyoutubeでこの問題をとりあげつつ、文春はただただ金儲けのために記事を書いているだけだ、と繰り返しているが、きちんと読んでいる人の多くは、反対の感想をもっているように感じる。そして、ホリエモンが現在のテレビの状況をよしとしているとも思えないのだが。
youtubeでは、文春の意図は、吉本潰しだけではなく、吉本が大きく関与している万博を潰すことにあるのではないかと述べているひとたちがいるが、そこまでは、私は感じない。もっとも、万博は中止すべきだと思っているので、そういう意図があるとしても、違和感は感じないが。
今回の提訴について、あまり触れられていないが、相手を文春だけではなく、他1名となっていることに驚いた。公式見解や大手メディアも報じていないので、誰なのかはわからないが、常識的に考えれば、A子さんだろう。まさか、わざわざ週刊文春の編集長とか、文藝春秋社の社長などをわけて提訴するはずもないから、消去法で考えれば、不同意だったことを訴えているA子さんということなのだろう。違ったら以下の話はまちがいになるが、これは、私には松本氏にとって、悪手であるように思われる。
松本側からすれば、A子さんが、証人として登場しないほうがいいはずである。そうすれば、文春側としては、もっとも強力な証言者がいなくなってしまうことになる。この裁判では、物的証拠などはほとんどないのだから、証人の証言によって、裁判官が判断することになる。とすれば、文春側の証人を少なくし、自分に協力してくれる証人を多数だすことが、松本氏にとっては大切だ。しかし、A子さんを被告にしてしまえば、当然自身が証言にたつことになり、かつ敵対的な関係が固定するから、明確に不同意であったことを証言するはずである。そうしないと自分を守れないことになる。文春との面談も弁護士同席だったそうだし、裁判になれば証言にでると発言しているというので、あえて松本氏として、A子さんを被告にしたのかも知れないが、文春のもつ武器を強力にしてしまったと思うのである。A子さんが、自分の体験を明確に述べれば、松本氏が、いくら自分に有利な証言をしてくれる人をだしても、それは無意味である。文春報道でも、不同意の行為をされたといっているのはA子さんだけなのだから、その証言が明確であれば、松本氏の提訴内容は崩れてしまうのである。
ということで、本件は、細部は別として、大筋において文春が勝訴することは、間違いないと思う。
さて、前にも書いたが、文春は、特別に松本人志氏を追放することを狙って記事を書いているのではないと思われる。松本氏に圧倒的に不利な内容は第一弾のみで、それも松本氏が刑事責任を問われるような内容にはなっていない。文春としてはそういう材料をもっているのにだしていないという可能性もある。だから、初動のミスがなければ、もっと松本氏にとって不利でないような状況を作り出すことはできたかも知れないのである。
第二弾、第三弾となるにしたがって、本当の相手は吉本であり、テレビ局であることが感じられる。そして、その意図は、ふたつのことを改めさせることにあるのではないか。
第一は、吉本などの芸人が、テレビ番組の中枢のひとつになったことによって、テレビのレベルが落ちてきたことの批判である。松本ファンのひとたちは、ダウンタウンがでなくなったら、テレビが面白くなくなると、さかんに書いている。そういうひとたちがいることは、もちろん事実だろう。しかし、逆に、ダウンタウンに代表されるような芸人が、テレビで闊歩するようになって、テレビがつまらなくなった、みなくなったというひとたちも、たくさんいるのである。私もそうだ。
現在のテレビ全体のなかでも、安定的に高い視聴率を維持している番組に、羽鳥のモーニングショーがある。朝の時間帯でトップであるだけではなく、全番組のなかでも、上位なのだそうだ。私も、食事中ということもあり、ほぼみているのだが、この番組が人気がある理由ははっきりしていると思う。それは、他のワイドショーなどが、極めて薄っぺらな掘りさげ、出演者の発言に終始しているからだ。とくに、高い知性をもっているとも思えないようなタレントがでて、当たり障りのない発言をしているのが、ほとんどのワイドショーだろう。しかし、モーニングショーは、とりあげる話題に関して、非常にしっかりした専門家が解説者としてでてきて、常連の出演者とかなり自由で活発なやりとりをする。常連のひとたちも、芸人などはおらず、しっかりした意見をもっているひとたちであり、さらに、違う見解をもっているので、議論になることも頻繁にある。つまり、放送法に規定されている、異なる意見のある話題に関しては、できるだけ多様な意見の持ち主を登場させる、ということに忠実なのである。中立なんてありえないではないか、などという人もいるが、大事なのは、こうした多様な見解を登場させて、自由に議論させることなのだ。私にとって、いつもではないが、なるほどと思うことがしばしばある。
そういう番組が視聴率が高いということは、お笑いなどはみたくない、みたいのはこうしたためになる番組だと考えているひとたちが多数いるということだ。
松本氏のような芸人に私物化されているような状況を打破することによって、よりまともなメディアとしてのテレビにしたいと、文春はひとつ提起しているのではないか。
そして、それを強力に勧めるために、私物化=権力的となり、「権力は腐敗する」を象徴するような、「上納システム」などを例に出すことで、上記のような番組をつくっている中心のひとたちを崩すことが意図することなのではないかと思うのである。
そういう意味において、文春の提起は大事だといえる。
ホリエモンがさかんにyoutubeでこの問題をとりあげつつ、文春はただただ金儲けのために記事を書いているだけだ、と繰り返しているが、きちんと読んでいる人の多くは、反対の感想をもっているように感じる。そして、ホリエモンが現在のテレビの状況をよしとしているとも思えないのだが。
youtubeでは、文春の意図は、吉本潰しだけではなく、吉本が大きく関与している万博を潰すことにあるのではないかと述べているひとたちがいるが、そこまでは、私は感じない。もっとも、万博は中止すべきだと思っているので、そういう意図があるとしても、違和感は感じないが。
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